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四日市萬古焼

主な商品
急須、土鍋、花器など、
始まり
元文元年(1736年)
由来
弄山が、作品がいつまでも残るようにと願いを込め、「萬古」あるいは「萬古不易」 の銘を押したことによります。
主な生産地
四日市

商品の特徴

四日市萬古焼は、元文元年(1736年)沼波弄山が三重郡小向村(現在の三重郡朝日町) に窯を開いたのが始まりです。

 「萬古焼」の名は、弄山が、 作品がいつまでも残るようにと願いを込め、「萬古」あるいは 「萬古不易」の銘を押したことによります。
「萬古」 とは 「いつまでも変わらない永遠の生命を持つ─」という意味です。
弄山の死後一時中断していたが、 天保3年(1832年)に桑名の森有節が同村に窯を再興し、茶器・ 酒器などを焼き「有節萬古」と称しました。

 当地域に地場産業として定着したのは明治からであり山中忠左衛門が四日市 (末永村)に始めて窯を開き、製陶に成功しました。
特に大正元年に、 水谷寅次郎が半磁器を完成したことが画期的な効果を生み、機械化がはかられ、 室内装飾品や食器類が大量に輸出されるようになりました。

 現在、生産量は美濃、 瀬戸焼等に次いで全国4位を誇っており、土鍋や花器の生産が多く、 特に土鍋は全国シェアの7割以上を占めています。急須では紫泥急須が有名です。
又、 工芸品としても高い評価を受けており、 昭和54年には伝統的工芸品の指定を受けました。

*半磁器‥ ‥‥磁器よりも低い温度で焼かれ、 吸水性と土味(温かみ)のあることが特徴です。